発音練習は、英語の上達に重要です。正しい方法で発音練習をおこなえば、その日から発音が向上することも多いです。
しかし、発音の練習法は授業で習うことが少なく、正しい方法が分からないと悩む方も多いです。
そこで、この記事では下記の疑問・悩みを解説します!
・英語発音の具体的な練習法
・英語の発音上達に必要な期間
・大人からでもできる効果的な発音の勉強法のコツ
・発音の練習でよくある質問と回答
以下の経験を持つサキが解説します♪
・大人になってから英語の発音練習をはじめる
・典型的な日本人発音→3か月で発音が劇的に変化した
・1年で会話力0→日常会話レベルに
この記事では、英語の発音練習法を具体的に解説します。正しい発音を身につければ、自信を持って英語が話せるようになります。
この記事を参考に、正しい発音練習法を学び、自信を持って英語を話せるようになりましょう!
もくじ
英語の発音を練習する意味とは?日本人なまりではダメなの?
英語を学ぶ際に正しい発音を身につけることは非常に重要です。
正しく発音すれば英語がスムーズに伝わるようになります。
- 「日本人の発音のままではダメなの?」
- 「世界には色々なアクセントがあるから、日本語なまりもアリなのでは?」
などの意見もあります。
しかし、英語と日本語の発音方法は全く異なります。英語の発音を全く学ばず、日本人特有のアクセントで英語を話すと、相手に聞き取ってもらえない場合が多いんです…。
ネイティブと全く同じ発音に矯正する必要はありません。
ある程度のレベルまで発音を練習すれば、よりスムーズにコミュニケーションが取れるようになります!
あるインド人の友達と話した時、発音の大切さを感じました。
友人は、「塩(しお)」と「資料(しりょう)」の発音がごっちゃになっており、聞き取りに難しさを感じました。
本人に伝えたのですが、あまりピンと来ていない様子でした。
その時に、ノンネイティブからすると差が無いように感じる英語の発音も、ネイティブからすると聞き取りにくさを感じられているのではと感じました。
もちろん、日本人なまりの発音が悪いわけではありません!しかし、スムーズに伝わる英語を話したい場合、発音練習することをおすすめします♪
英語の発音練習でえられる3つのメリット
英語の発音練習をすれば、多くのメリットがえられます。
私が発音学習をしても実際に感じた、英語の発音練習のメリットを3つ紹介します♪
英語の発音練習でえられるメリットは以下の3つです。
順に解説します♪
英語がスムーズに通じるようになる
英語の発音練習でえられるメリット1つめは、英語がスムーズに伝わるようになることです。
発音を練習せずに英会話をはじめると、相手に言いたいことがうまく伝わらない可能性が高いです。
オンライン英会話などで、話した英語を何度も聞き返されると気持ち的にも落ち込みます。
会話を楽しむうえでも、言いたいことがスムーズに伝わることは重要です。
正しい発音を身につければ、聞き返される回数も減り、円滑なコミュニケーションが可能になります。
発音練習をしてから英語を聞き返される回数が減り、英会話も楽しめるようになりました!
リスニング力が驚くほど向上する
発音練習のメリット2つ目は、リスニング力が驚くほど向上することです。
英語の発音を学んでいるかどうかで、リスニング力の伸びは大きく変わります。
正しい発音を身につけると、英語が自然と聞き取りやすくなります。
発音学習によって、正しい音がわかるようになるので、ストレスなく聞き取れるようになるんです。
発音練習をすれば、リスニング力がめきめきと伸びます。
私は、シャドーイングなどのリスニング学習の前に発音学習をおこなっていました。
発音学習によって、音が聞き取りやすくなり、リスニング力も順調に伸ばせました!
英会話が楽しくなる
最後に紹介する発音学習のメリットは、英会話が楽しくなることです。
スピーキング学習は、最初はうまく話せないので、苦痛に感じる人も多いです。
しかし、発音練習をすれば、英語がうまく話せない苦痛を少し減らせます。
発音ができると、簡単な文章を話しただけでも、うまく英語が話せているように感じるんです。
英語学習を続ける上で、学習を楽しむことは重要です。
発音学習によって、最初はつらいと感じやすい英会話学習も楽しくなります。
発音練習をしていない時は、自分の話す英語に自信が持てませんでした。
しかし、英語の発音が良くなると「英語をうまく話せている!」と感じ、英会話が楽しくなりました!
英会話が楽しめるようになったので、より英語に触れる時間が増え、英語力の伸びも良くなったと感じます!
英語発音の4つの基本ルール【発音練習前に確認しよう】
つぎに、英語発音の4つの基本ルールを解説します。
基本ルールをチェックすれば、学習がスムーズに進められます。
発音練習をはじめる前に確認すべきルールは以下の4つ。
各ルールで発音練習前に理解すべき内容は以下のとおりです。
4つの基本ルール | これが分かればOK! |
---|---|
母音・子音 | 英語は母音と子音が多い |
音の変化 | 単語単体の時と文章で話す時では、音が変化する |
イントネーション(文章の抑揚・リズム) | 英語は日本語よりイントネーションが豊かな言語 |
アクセント(単語ごとの強弱) | 英語は日本語よりアクセントが強い言語 |
順に解説します。
深く考える必要はありません。何となく「英語にはこういう発音ルールがあるんだ~」とわかればOKです♪
母音・子音
英語は母音と子音が多い
英語には、日本語より多くの母音と子音があります。
日本語と英語の母音の数は以下の通りです。
母音の数 | 子音の数 | |
---|---|---|
英語 | 約15 | 24 |
日本語 | 5 | 13 |
英語は、24個の子音と約15個の母音があるといわれています。対して、日本語の母音の数は、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の5個、子音の数は13個です。
英語のノンネイティブからすると同じように聞こえる音でも、ネイティブからすると全く異なる音に聞こえます。
母音と子音をしっかり勉強しないと、英語力の伸びにも限界がきます。
発音練習をはじめる前に、英語には母音と子音の数が多いことを理解しておきましょう♪
例えば、母音の「え」が発音できず、似ている音の「あ」で発音している人がいた場合。以下のような発音になります。
・「えんぴつ(ennpitsu)」→「あんぴつ(eannpitsu)」
・「きょうは はれ です。(kyouha hare desu.)」→「きょうは はら だす。(kyouha harea deasu.)」
1つの母音が話せないだけで、発音が全く変わることが分かります。
音の変化
単語単体の時と文章で話す時では、音が変化する
英語は、単語単体で話すときと、文章で話す時で音が変化します。
音の変化の仕方には以下の5つの変化が起きます。
- 「ルール多すぎ…よく分からない……。」
- 「こんなに覚えられない…。」
という方も大丈夫!
いまの段階で深く理解する必要はありません。ここでは何となく目を通し、「単語単体の時と文章で話す時では、音が変化する」と知っておくだけでOKです!
ざっと目を通しておきましょう。
1、音がつながる(リンキング)
「単語の最後の子音と、次の単語の母音ををつなげて発音すること」をリンキング(連結)といいます。
【例】
・Take it easy.
(テイク イット イージー → テキド イージー)
・Join us.
(ジョイン アス → ジョイナァス)
2、音が変わる(アシミレーション)
「単語どうしをつなげ、別の音に変化させて発音すること」をアシミレーション(同化)といいます。
【例】
・Can I.
(キャン アイ→キャナイ)※nとIがつながり音が変化する
・help you.
(ヘルプ ユー→ヘルピュー)※pとyがつながり音が変化する
3、音がなくなる(リダクション)
「同じ子音が重なる場合、本来の音が発音されなくなること」をリダクション(脱落)といいます。
【例】
・next to me
(ネクスト トゥ ミー → ネクストゥ ミー)※tが1つ消える
・drop pen.
(ドロップ ペン → ドロッペン)※pが1つ消える
4、弱く発音される(弱形)
「弱く発音されること」を弱形といいます。「a」や「the」などが弱く発音されることが多いです。
【例】
・I have a pen. (アイ ハブ ァ ペン) → aを弱く発音する
・I climbed the mountain. → theを弱く発音する
5、ラ行に近い音になる(フラッピング)
「tやdが続く場合、ラ行に近い発音になる」ことをフラッピング(ら行化)といいます。
【例】
・butter.
(バター → バラ―)
英語を話すときは、以上の5つの音の変化が起こります。
勉強するにつれて自然と音の変化を理解し、発音できるようになります!
何となく「こんなルールがあるんだ~」と頭の隅に入れておけば大丈夫です♪
イントネーション(文章の抑揚・リズム)
英語は日本語よりイントネーションが豊かな言語
イントネーションとは、文章の抑揚やリズムのこと。
日本語は平たんな言語で、一定の音程、リズムで話されます。一方、英語は抑揚が豊かな言語です。
以下の文章を聞き比べてみると、イントネーションの違いがよく分かります。
私は本を読むことが好きです。
I like to read books.
抑揚を付けずに話すと、聞き取りにくい英語になってしまいます。
英語を流ちょうに話すには、イントネーションを正確にとらえることが大切です。
英語を話すときは、イントネーションを大きくにつける意識で話すようにしましょう!
アクセント(単語ごとの強弱)
英語は日本語よりアクセントが強い言語
アクセントとは、単語ごとの強弱のこと。
日本語は、平たんな発音の単語が多く、アクセントのある単語は少ないです。
一方、英語では、単語ごとに強いアクセントがあります。
例えば、「犬」「つくえ」という単語の場合をみてください。
いぬ
dog
つくえ
desk
日本語の単語は、平たんで強調される部分がほとんどありません。
一方、英語の単語はアクセントが強いと分かります。
また、以下のように間違ったアクセントで発音すると、意味が変わる単語もあります。
- object
OB-ject … (名詞)物、物体
ob-JECT … (動詞)反対する
- desert
DES-ert … (名詞)荒廃した地域、砂漠
des-ERT …(動詞)去る、見捨てる、放棄する
まとめると
上の2点からアクセントは重要といえます。
アクセントも繰り返し練習すれば、少しずつ分かるようになるので大丈夫です♪
発音練習をする際は、アクセントも意識しながら練習してみましょう!
4つの基本ルールのまとめは以下のとおり!発音練習前にざっと確認しておきましょう♪
- 母音・子音
英語は母音と子音が多い
- 音の変化
単語単体の時と文章で話す時では、音が変化する
- イントネーション(文章の抑揚・リズム)
英語は日本語よりイントネーションが豊かな言語
- アクセント(単語ごとの強弱)
英語は日本語よりアクセントが強い言語
英語初心者でもできる発音練習の具体的な手順【3ステップ】
つぎに、英語初心者でもできる、発音練習の具体的な手順を3ステップで解説します!
英語の発音練習は、以下のステップでおこないましょう!
「英語発音の4つの基本ルール」をざっと確認する
発音記号と口の動かし方を学ぶ
単語で発音練習する
文章で発音練習する
各ステップでやることを順に解説します。
ステップ1:発音記号と口の動かし方を学ぶ
はじめに、発音記号と口の動かし方を学びましょう。
発音記号とは、言語の発音を表すもので、「ɑː」「ʌ」などの記号のこと。
じつは、発音記号ごとに、正しい音を出せる口の形が決まっています。
英語と日本語の発音方法は全く異なります。
のどや舌、口の動かし方を理解すれば、日本人でも正確に発音できるようになります。
私は以前、英語の発音が全然できませんでした。「どうすればきれいな音がでるの?」と思っていましたが、口の動かし方を勉強しただけで発音がすごく変わりました!
発音記号と、正しい口の形は、集中すれば数時間で一通り学べます。
はじめに、口の動かし方をきちんと理解すれば発音はかなり変わります。頑張って練習してみましょう!
発音記号と、口の動かし方を学ぶ際は、発音学習の参考書を利用しましょう。
自分が気に入ったものを使用すればOKですが、おすすめの書籍は「英語耳」です。
発音記号ごとの口の動かし方が詳しく解説されているので、発音が苦手な方でも安心して使えます♪
ステップ2:単語で発音練習する
ステップ2では、ステップ1で学んだ発音ルールにしたがって、単語ごとに発音練習をします!
文章での発音練習は少し難易度が高いので、はじめは単語で発音練習しましょう。
単語をそのまま聞いても発音が分からない場合は、辞書などを活用して正しい発音を確認してみましょう。
単語ごとにくり返し練習すれば、口の筋肉が鍛えられ、自然な発音が身につきます!
単語での発音練習で英語の発音に慣れてきたらステップ3に進んでください。
ステップ3:文章で発音練習する
最後のステップは、文章全体での発音練習です。
音の変化(リンキングやリダクション)も意識しながら実践します。(※音の変化は本記事のココで解説しています。)
練習する文章は、基本的に何でもOKです。
ただ、音を聞き比べて練習できるように、音源が聞ける文章にしてください。
英語を話すときは、イントネーションやアクセントにも注意が必要です。
文章でくり返し発音練習すれば、英語独特のイントネーションやアクセント、発音が身につきます。
3つの英語の発音練習法
発音の練習法には、「本」「アプリ」「スクール」の3つの方法があります。
各方法の特徴を比較した表は以下のとおりです。
やり方 | メリット | デメリット | おすすめの人 | |
---|---|---|---|---|
本 | 本を読んで独学で勉強する | ・比較的費用が安い ・体系的に学べる | ・発音が上達しない可能性もある ・学習をひとりで進める必要がある ・モチベーションの維持が難しい | ・自分で学習を進められる人 |
アプリ | 発音学習アプリで、発音の練習をする | ・費用が安い ・隙間時間にできる | ・発音を体系的に学びにくい ・モチベーションの維持が難しい | ・費用を抑えたい人 ・手軽に発音練習がしたい人 |
スクール | 英語の発音矯正スクールに通う | ・質が高い ・実際に教えてもらえる ・英語を話す機会ができる ・継続しやすい | 費用が高い | ・本気で発音をきれいにしたい人 ・モチベ管理が苦手な人 |
順に解説します。
本で勉強する
- やり方
本を読んで独学で勉強する
- メリット
比較的費用が安い。
体系的に学べる。
- デメリット
発音が上達しない可能性もある。
学習をひとりで進める必要がある。
モチベーション維持が難しい。
自分で学習を進められる人。
1つめの英語の発音練習法は、本を読んで独学で勉強する方法です。
発音関連の参考書では、発音記号や、正しい口の動かし方が体系的に解説されています。
デメリットは、発音が上達しない可能性がある点や、ひとりで学習を進める必要がある点です。
書籍での学習では、うまく発音できているか自分で判断する必要があります。自分で発音の間違いに気付けない場合、改善できません。
間違った発音でずっと練習してしまうことも考えられます。
ただ、しっかりとまとめられた解説を読みながら勉強できるので、自分で学習を進める自信がある人にはおすすめです!
アプリを利用する
- やり方
発音学習アプリで、発音の練習をする
- メリット
費用が安い(無料アプリもある)
隙間時間に学習できる
- デメリット
発音を体系的に学びにくい
モチベーションの維持が難しい
・手軽に発音を練習したい人
・お金をかけたくない人
アプリでも英語の発音練習ができます。
アプリ学習のメリットは、「費用が安い」、「隙間時間にできる」の2点です。
無料アプリを選べば、タダで効率よく発音学習ができます。
中には、発音が正しいか測定してくれる機能があるアプリもあるので、発音チェックも簡単です。
アプリ学習のデメリットは、「体系的な学習が難しい」、「モチベーションの維持が難しい」の2点があります。
書籍では発音記号や、口の動きが体系的に分かりやすくまとめられています。しかしアプリではゲーム感覚で進めるものが多く、体系的な学習が難しいです。
また、費用がかからないので、学習のモチベーションが保てなくなる可能性があります。
とはいえ、タダで学習をはじめられるのは大きなメリットです。手軽に発音練習がしたい人はアプリの利用を検討してみましょう!
スクールを利用する
- やり方
英語の発音矯正スクールに通う
- メリット
質の高い学習ができる
実際に教えてもらえる
英語を話す機会ができる
学習を継続しやすい
- デメリット
費用が高い
・本気で発音をきれいにしたい人。
・モチベ管理が苦手な人。
英語の発音練習には、スクールの利用もおすすめです。英語の発音矯正専門のスクールがあるんです。
多くのスクールでは、専門の講師が直接指導をおこない、発音に必要な口の動かし方や英語の抑揚などを教えてくれます。
実際に英語を話す機会があるので、リアルな練習ができる点も魅力です。
強制的に練習しなければならない環境が作れるので、モチベーションが保ちやすいメリットもあります。
ただし、デメリットとして、費用は高額になる点があげられます。発音の練習にそこまでお金をかけたくない人にはおすすめできません。
費用は1番高くつきますが、本格的に発音矯正がしたい人は利用を検討してください。
私は独学で勉強しましたが、正しい発音でできているか分からなかったり、モチベーションの維持に少し苦労しました。
「お金がかかっても、本気で発音を学んで、英語が話せるようになりたい」という人はスクールもおすすめです!
効果的な英語の発音練習をする5つのコツ
つぎに、効果的な英語の発音練習をする5つのコツを紹介します。
5つのコツは以下のとおり。
紹介するコツは、私が発音練習をしている時に実際によいと感じた方法です!効率的に発音練習がしたい人はぜひ参考にしてください♪
はじめに発音記号と口の動かし方を学ぶ
発音練習をするときは、はじめに発音記号と口の動かし方を学びましょう!
英語の発音には、日本語とは異なるルールがたくさんあります。
ただマネするだけで、正確な発音を身につけることは難しいです。
はじめに発音記号と、正しい口の動かし方を学べば、発音が簡単にできるようになります。
発音学習がはじめての方は、発音に関する基礎知識を学ぶことからはじめましょう。
小中高で英語は学んできたはずなのに、きれいな発音は全くできませんでした…。
大人になってから、発音記号と口の動かし方を学んだだけで、かなり発音がキレイになってびっくりしました。
のどの使い方を学んだ後は、発音の上達スピードもめちゃくちゃ変わりました!
リスニング学習も並行しておこなう
発音練習のときは、リスニング学習も並行しておこないましょう。
リスニング学習と発音学習は、以下のように、おたがいに良い影響をもたらします。
「リスニング学習でリスニング力が向上する」
↓
「正しい音が分かり、発音も改善する」
↓
「発音の改善により、リスニング力がさらに向上する」
リスニング力は、正しい発音に欠かせないスキルの1つです。
発音学習のみおこなうより、リスニング学習もおこなった方が、圧倒的に効率が良くなります!
効率的に学習を進めるためにも、リスニング学習と発音練習は並行しておこないましょう。
リスニング学習法を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。初心者でもできる具体的なリスニング学習法を紹介しています。
シャドーイングの効果・やり方を初心者向けに徹底解説
英語の聞き流しは効果アリ!365日継続してリスニングが上達した勉強法を紹介
英語のディクテーションのやり方とは?効果を出すコツや正しい方法を紹介!
私は、リスニング学習で大量の英語に触れることで、よく使う単語の音を自然と覚えられました!
正しい発音やイントネーションを学ぶためには、リスニング学習での大量のインプットが大切です。
録音して聞いてみる
発音練習をする際には、自分の声を録音して聞いてみましょう。
独学で発音練習する際にネックなのが、「自分の発音が合っているのか分からない」点です。
発音講師やネイティブに確認してもらうよりも効果は薄いです。しかし、録音した音を聞けば、ある程度、自分の発音を客観的に確認できます。
録音して聞いてみると、自分の想像よりうまく発音できていないことも多いです。
自分自身の発音の弱点を知るためにも、発音を録音して聞いてみましょう!
特に、思ったよりも抑揚がつけられていないことが多いです。録音した際は、平たんな話し方になっていないか注意深く聞いてみてください!
毎日継続して練習する
英語の発音を身につけるためには、毎日の継続した練習が大切です。
発音の練習は、1時間の学習を3日やるよりも、毎日5分の学習を30日継続する方が効果的です。
継続的に練習すれば、英語のリズムや抑揚、発音の仕方に慣れてきて発音がだんだん良くなっていきます。
1日の学習時間は5分~30分と短くても大丈夫です。無理のない範囲で毎日続けるようにしましょう。
私生活や仕事が忙しく、数ヶ月間、英語学習や発音練習から離れたことがあります。その時は、いちじるしい英語力の低下に自分でも驚きました。
毎日少しでも学習を継続すればよかったと後悔…。「5分だけならやる意味がない」などと思い学習しないのはもったいないです。
私と同じ失敗をしないように、毎日5分だけでも良いので学習を継続しましょう♪
自信を持って発音する
効果的な発音練習をするコツの5つ目は、自信を持って発音することです。
自信を持って発音することで、発音の上達が早くなります。
- 「発音をマネるのが少し恥ずかしい……。」
- 「自分の発音が変だったらどうしよう……。」
などと感じた経験はありませんか?
「恥ずかしい」「自信が持てない」という気持ちは成長をブロックします。
発音練習でうまくマネできなくなったり、モチベーションが下がったりする原因になるからです。
ネイティブの発音を目指す必要は全くありません。世界中に英語をノンネイティブで話す人がいて、それぞれ異なるアクセントで英語を話しています。
発音練習の際は、「間違っても大丈夫」という気持ちで自信を持って発音するようにしましょう!
どうしても自信が持てなかったら、まずはひとりで練習するだけでも大丈夫です。
私も発音練習をする時、自信が持てず、「発音が良くないのに、外国人っぽく話すのが恥ずかしい」と感じたことがあります。
はじめは、ひとりで発音練習をしました。徐々に、発音に自信が持てるようになり、恥ずかしい気持ちが自然となくなりました。
まずは一人で練習する時だけでも大丈夫。自信を持って自分が正しいと思う音で発音して発音の上達を早めましょう!
英語の発音練習のよくある質問と回答
最後に、英語の発音練習のよくある質問と、回答を紹介します。
「英語の発音練習なんてやったことないし不安…。」と思う方も多いですよね。よくある質問と回答を読んで、不安や疑問点を解消しましょう!
Q1:発音練習は何からはじめればいい?
A:発音練習は、まず発音記号と正しい口の動きを学びましょう。
発音練習は以下の順番でおこないましょう!
上記のステップで発音練習した結果、海外の人に発音をほめられるレベルまで発音を改善できました!
Q2:大人になってからでも発音を良くできるの?
A:大人になってからでも発音は上達します。
大人になってからでも、正しい方法で継続的に発音練習すれば、少しずつ発音が改善されます。
大人になってから発音を改善したい場合、感覚で発音をマネるだけの学習は控えましょう。
発音記号や、口の動かし方などを学ぶ、理論的な学習がおすすめです!
私も、大人になってから発音練習をはじめて、おどろくほど発音を改善できました!
Q3:才能が無いと発音は良くならないの?
A:発音の上達と才能は関係ありません。
感覚的に発音をただマネるだけの学習法には、才能がいります。
しかし、発音記号や口の動きを学んで練習すれば、基本的には誰でも発音が上達します。
正しい学習法で継続して学習しましょう!
Q4:発音を良くするにはどのくらいの期間が必要?
A:目指すレベルや学習量にもよりますが、発音を良くするには数週間~3か月かかります。
発音記号や口の動きを学び、少し実践しただけの段階でも発音は飛躍的に向上します。
英語の発音方法に慣れて、自然と発音できるようになるまでの期間としては、3か月ほどかかります。
私個人の経験としては、以下のような変化を感じました!
学習内容 | 期間 | 変化 |
---|---|---|
発音記号や口の動きを体系的に学ぶ | 1~2日 | ・日本人発音から卒業できた。 ・英語っぽく発音できるようになった。 |
文章や単語を何度も読み、反復練習をする | 3か月 | ・特に意識せずに良い発音ができるようになった。 ・発音に自信がついた。 ・発音が原因で英語が伝わらないことがほぼなくなった。 ・オンライン英会話の講師に発音をほめられるようになった。 ・リスニング力も飛躍的に向上した。(リスニング学習も並行していました。) |
Q5:毎日どのくらい練習すればいい?
A:発音練習は、1日15~30分おこないましょう。
私は発音練習に取り組んでいた際は、ほぼ毎日15~30分練習していました。
学習を続けて三か月ほどで発音に慣れられて、きれいに発音できるようになりました!
もし、多くの時間が取れない人は、毎日5分からでも大丈夫です。短い時間でも集中して練習に取り組みましょう。
まとめ | 英語の発音練習は正しい方法での継続が大切!
・発音練習は、発音記号や口の動きなどの基礎知識を学ぶ→単語で発音練習する→文章で発音するのステップでおこなう。
・正しい方法で練習すれば、発音の上達に才能や年齢は関係ない!
・リスニング学習も並行しておこなえば発音の上達効率がUPする
この記事では、発音練習法ついて網羅的に解説しました。
発音記号や、正しい口の形を学ぶだけでも発音は劇的に変わります。今日から毎日少しの時間を割いて、練習をはじめましょう!
本気で発音をよくしたい方はスクールの利用でより効果的に発音を伸ばせます。
スムーズに学習を進めて短い期間で伝わる英語が話せるようになりたい人は、スクールも検討してください!
発音練習の方法と並行して、リスニング学習のシャドーイングやディクテーションも効果的です。声に出して練習する学習なので、発音もかなり鍛えられます。
以下の記事では、初心者でもできるリスニング学習法を分かりやすく解説しています。ぜひ参考にしてください。
シャドーイングの効果・やり方を初心者向けに徹底解説
「英語の発音練習法がわからない…。」
「英語の発音を上達させたい 。」
「発音が苦手で、英語でコミュニケーションがうまく取れない。」
「発音が原因で、自信を持って英語を話せない。 」